白金台の店舗

お施主さんから、白金台に路面店をつくりたいのだが‥と設計依頼がきたとき、もうすでにあらかた考えがまとまっているような状態であった。そしてそれを具現化し、建築士として様々な角度から検証すると、アプローチ方法や動線の見直しなど、または法的に不適切になってしまう問題点も発生していたため、大掛かりな変更プラン計画が余儀なくされたのである。
店舗が完成し、お引き渡しするまで、幾度となく双方で綿密を打合せを重ねてゆき、満足のゆく内容になったと自負しているが、解体してみなくては分からない事柄が多い改修工事の難しさを改めて痛感した工事でもあった。
このお店の計画は、とても雰囲気の良い“江戸切子のペンダントライト”をお施主さんから見せられてスタートした。取り扱う洋服のテイストが『和』だったため、色々なキーワードが大いに登場し、そして検討を重ねてゆくうちに、『よろけ縦縞』のイメージが色濃くなっていった。
それに伴い、店舗の形とディテールが決まってゆき、コンパクトお店ながらも、コンセプトバランスの取れたお洋服屋さんになったのではないかと安堵している。
所在地: 東京都港区白金台
用途地域: -----
敷地面積: -----
建築面積: -----
延床面積: 27.77㎡(8.4坪)
構造規模: 鉄骨造 地上3階

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