「長くビル事業を続けていくこと」を可能にするために必要な機能を具現化すること―― それが、本計画における設計の主題です。
建物の耐久性を単に高めるだけでは不十分です。 むしろ、将来にわたって多様に変化していく建物への要求に柔軟に応えながら、賃貸ビルとしての機能を安定的に維持し続けることこそが、本質的に重要であると考えています。
特に、建物の躯体寿命に比して頻繁に求められるメンテナンスへの対応性を高めることは、計画コンセプトの中核となる要素です。 この思想をかたちとして表現したのが、西面に設けた「メカニカルファサード」です。 機能性と意匠性の両立を図ったこの外観は、設計思想そのものを象徴する要素となっています。
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