「快適な生活を営む為に」という基本整備構想を念頭に置き、併設施設(既存建物)との連携による機能の複合化がポイントとなった建物である。
老人保健施設に、デイケア機能を併設し在宅から施設までに地域介護を整備し、既存する高齢者保養施設及び診療所との連携を図ることを考慮して、総合的なサービスを一体的に提供する事が出来る拠点を完成させた。
既存建物との一体化がデザインのポイントになっており、ヴォールト屋根で調和を図り複雑な建物形態を緩和している。
十字平面形を持つこの施設の特徴は、各々のエリア分けが十字型の廊下によって明確になっている事である。それによって介護を必要とする老人の様子を簡単に管理する事が出来る。 |