既存のショールームを活性化させ、IHクッキングヒーターの新規導入や、他熱源からの切り替え・増設を促進することを目的とした計画である。 さらに、「誰でも、気軽に。」をコンセプトに掲げ、地域とのつながりを重視しながら、熊谷ならではの地域性も取り込んでいる。
空間を贅沢に“広く”使うのではなく、あえて床に段差を設け、それぞれのスペースに必要な役割を持たせた。 それにより、来場者が入り口からIHを体験し、帰路につくまでの一連の流れに、物語のようなストーリー性をもたせている。
デザインの根源に据えたのは「古民家」のイメージ。 囲炉裏、自在鉤、火棚といった要素を、中央のIH体験スペースに投影することで、熊谷らしい、温かみのあるショールームを表現した。
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